息子の命日。私の旅路は続きます。

よく晴れた5月の末…私の悲しみは6年を経て。2012年5月30日(水)

本日は、愛する息子の命日でした。私は有給休暇をとり、この日、何も考えず、何もせず、一人で、ただお墓参りだけに時間を使おうと思っていましたが、神様は、そんな私を憐れんで下さって、この日のお墓参りには教会の牧師夫人が一緒に行って下さいました。私に与えられた悲しみは大きいけれど、み恵みもまたやって来ます。悲しみに躓きそうになりながら主の御声に立ち上がり、立ち上がってはまた悲しみに負けそうになり…そんなことを繰り返しながら、息子のいないこの世の旅路は、7年目を迎えようとしています。

在りし日の息子(愛猫のチャーチャンと…)

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典型的な「生き物係」系男子だった息子。「命」あるものが大好きだったので、小さい頃から、昆虫、魚、ハムスターを飼育していました。特に、愛猫のチャーチャンはこよなく愛して可愛がっていました。そんなチャーチャンとのツーショットの写真。


中学・高校・大学をミッションスクールで過ごし、教会へは幼稚園前から通って、高校生の時にはバプテスマ(洗礼)を受け、大学生活は親元を離れ横浜で一人暮らしをしましたが信仰生活を守り、横浜・洋光台教会に通っていました。大学では、比較文化を学び、教職課程を取り、社会科の教師の資格を取りました。勉強も真面目でしたが、堅物のクリスチャンではなく、型破りな、自由で気ままな性格の持ち主でした。でも、とびきり心の優しい、陽気で楽しい息子でした。

そして、本日は命日。

2012年5月30日、翼命日 002.JPG

教会墓地(ラザロ霊園)にて。 眩しい初夏の採光の中、牧師夫人が伴なって下さって、お墓参りをしました。讃美歌「信仰こそ旅路を」を一緒に賛美させていただきましたが、静かで清冽な時間でした。讃美歌を歌っている時、この6年間が思い起こされ、6年間、私は何と多くの涙にくれたことか? そして、私はなんと多くの人達に支えられてきたことか…と感嘆の思いでした。 

私の心に、今も鮮やかに生き続ける息子。 私の心に生きて、励ましてくれる息子。 『お母さんは、まぁ…何とかやってます。仕事先でも、教会でも、皆、良い人達で、お母さんはいつも助けられています。好きで選んだ介護の仕事も楽しいです。お友達と旅行に行ったりもしています。でもね…君がいない「この世の旅路」は淋しいです。 悲しいです。だから、一人で車を運転していたり、一人で家にいたりすると、止めどなく涙が溢れてきたりします。それでも、クリスチャンとしての希望を持って、君にまた逢う日まで、君の笑顔を再び見る日まで、信仰をもって生きて行こうと思っています。見守っていてね、お母さんはドジだから、上手には生きて行けないから、どうか君もお母さんの為に神様に祈って下さい。そうそう、君の為に、歌姫MIRIさんが今日は一緒に来てくれましたよ。あの日、君が、凄~い!プロのソプラノには驚くね、オカン…。と言っていた美しい賛美を、墓前で歌ってくれました。君にも届いたと思います。感謝なことですね。嬉しいね。』

2012年5月30日、翼命日 001.JPG

        信仰こそ、我が身の杖と頼まん。鋭き剣も比ぶるべきや。


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